弁護士って何してるの?(1)

 テレビに出てくる弁護士は、ほとんど自力で殺人事件の真犯人を見つけ出したりするわけですが、実際の弁護士にはそんなことは不可能です。

 個人的には、弁護士の仕事は地味な作業の積み重ねのように思います。思いつくままあげてみると、法律相談、交渉、書面作成、判例・文献調査、法廷活動、会務などがあります。

 今後、個々の仕事についてご説明したいと思いますが、今回は「会務」についてです。

 会務というのは、弁護士会が弁護士会として行っている公益活動のことで、弁護士は自分の事務所における営業活動の他に弁護士会の何らかの委員会に所属して、弁護士会が行っている公益活動を担っています。

 私自身は、現在、刑事弁護センター運営委員会、裁判員制度実施本部と高齢者障害者支援委員会に所属しています。

 前の2つは、国選弁護など公的弁護を担当する弁護士が適切かつ十分な弁護活動ができるように、裁判所や検察庁との協議や弁護士に対する研修等を行う委員会です。

 高齢者障害者支援委員会は高齢者・障害者の権利擁護のため弁護士がどのようにかかわるかを研究、検討する委員会です。

 会務はほとんど全て無償であり、営業的観点からはほとんど何のメリットもありません。

 しかし、弁護士には「基本的人権を擁護し、社会正義を実現する」という使命があり(弁護士法1条)、私自身も弁護士の端くれとして微力ながらその使命を果たしたいとの思いがありますし、委員会活動で他の弁護士たちと議論したり協力して活動することで、私自身も良い刺激を受け、弁護士としての知識や技術を得られるなど私自身にとってプラスになることもたくさんあります。

 そんなわけで、札幌の他の弁護士に比べて特別熱心と言うほどではありませんが、私も札幌弁護士会の一員として、会務を行っております。

 

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (火曜日, 28 4月 2015 16:55)

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