示談の話（２）

しばらく更新ができませんでしたが、今回は交通事故の示談の話です。結論から申しますと不幸にも人身事故の被害にあった場合には是非とも弁護士に相談すべきです。多くの場合、弁護士に依頼した方が実際に払ってもらえる損害賠償の額が多くなるからです。

自動車事故の場合には、自動車運転者は多くの場合、自賠責保険だけでなく任意保険にも加入しています。また、最近多い自転車の人身事故でも保険の適用になる場合が少なくありません。その場合、加害者に代わって保険会社の担当者が示談の窓口になりますが、保険会社が提示する示談金の額は弁護士がついてない場合と弁護士がついた場合では大きく違ってくるのです。一般的に弁護士がつかない場合は、保険会社は自賠責保険の基準で示談金を提示しますが、弁護士がついた場合には裁判基準を前提に示談金を提示してきます。そして、自賠責保険の基準と裁判基準では、損害の計算のしかたが大きく違っており、ほとんどの場合裁判基準の方が相当高額になるのです。また、保険会社がついている場合には、加害者に支払能力が無くて支払ってもらえないという心配もありません。

ですから、不幸にも人身事故に遭ってしまった場合には、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

当事務所では交通事故の相談にも力をいれており、事案によっては5万円程度の少額の着手金で示談交渉にあたることも可能です。報酬金も当初の保険会社の提示額から増額した部分に応じて決めるなど依頼者の方の経済的メリットを考慮し柔軟に対応させていただいています。不幸にも人身事故に遭ってしまった方はお早めに当事務所にご相談下さい。